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「ご飯を、作りたくありません」 「…なにさ急に…主婦みたいなこと言わないでよ…」 「もう一人暮らしの食事作りに飽き飽きしました。こんな事なら食べない方が余程マシです」 「じゃあ家政婦さんでも雇えばいいじゃん。元々実家の頃から使用人に作らせてたんでしょー」 「何言ってるんですか、家政婦など。秘密を見られたらどうするんです」 「僕平成生まれだからそれわかんない」 「解かってるじゃないですか」 「まーそれはどうでもいんだけど、なに？それを僕に訴えてどうすんの？言っとくけど普段あんだけ僕の料理下手を罵っておいて今になって作らせようなんて甘いからね」 「あんな吐瀉物以下のもの、餓鬼になったって食べませんよ」 「………ぐすっ」 「ああすみません言い過ぎました。餓鬼になったら食べると思いますよ？だから泣かないで下さい高屋敷君」 「もういい！ばかっ！！」 「飴は？」 「食べるよ！」 「どうぞ」 「ばか！だいっきらい！しんじゃえっ！おいしい！！」 「それは何よりです」 「あとおもいついたんだひぇどにぇ」 「もう少し飴が溶けてから喋ってくれて構いませんよ」 「……」 「…」 「…かんでいひぇ？」 「舌も噛まないようにね」 「おみいガリ！つひガリたんだけどねガッ！女の子引っかけりゃガキガリン！いいんじゃん。モテ男なんだから顔面有効活用すれば？ふん！」 「それいい加減飽きました。人生で何度言われた台詞だと思っているのです」 「殺っ…！！」 「大体家になど呼んだら、即結婚しろと迫られるだけですよ。もうちょっと軽いおつむを働かせてアドバイスしてくれませんかねえ、高屋敷君？」 「…！……！！」 「あ、可愛い」 「包丁向けられてよく言えるな！？」 「私に包丁が刺さる訳無いじゃないですか。刺さるのはね、いつだって君なんですよ」 「おぐうあぁっ！！？おぶ…あがああぁぁ！？！ば、ばかなぁ…いつの間に…？！」 「さていつでしょうねえ」 「くっ……ふ、ふふん、でも読めた！また食人オチだ！調理せずに食べられる高屋敷君は便利ですね☆とか言って〆るつもりなんでしょ食人鬼！いい加減マンネリなんだよそのオチげほがっ！！」 「はは、嫌ですねえ高屋敷君たら…」 「おぐ…う、う…？」 「君みたいなゲロカス廃棄物を、この私が食べるとでも？」 「ちくしょうサドオチだった！！げぼがはあぁっっ！！」 |