がらら


「安西先生こんにちわあ血生臭さっ!?なにしてんの?!」
「おや高屋敷君、こんにちは。見て解ってもらえませんか?」
「学生四五人拉致って来て内蔵ひっぱり出してる事しかわかんない」
「おしいですねぇ、これは内蔵を引っ張り出してるのではなく腸を引っ張り出しているのですよ」
「なんで」
「触手にするんです」
「は?」
「触手です。あの絡み付いて色々してくるのがデフォルトのあれですよ」
「……」
「どこに行くのです高屋敷君、逃がしませんよ、なんせ絡み付かせるのは君にしようと思ってるんですから」
「ぎゃああ血塗れの手で触んな!!顔に腸を押しつけてくるなぁー!!」
「あはは。だって人体改造して触手を作るなら腸を使うのが一番近道でしょう?陰茎も悪くないですが、長さと自立移動の筋肉付加の点で見ると腸の方が改造し易そうですからね。おまけに管状ですから粘液や卵も通せますし…ああ、小腸なら柔毛を改造しても楽しそうですねぇ」
「出来る訳ないだろと言えないのが最悪すぎる!マッドサイエンティスト教授がー!!」
「取り敢えず五十本あれば良いですかねえ…」
「五十人殺す気!?」
「はい、君の為に尊い犠牲になってもらいます」
「アンタの為の気の毒な被害者だよ」
「おやおや良いのですか高屋敷君?あまり生意気な口を聞くようなら百本に増やしますよ?」
「大して変わんないよ!」
「じゃあ、百万本」
「ごめんなさい!!てゆーかそんなノリで百万人殺すってどんな神経してんの?!」
「殺しませんよ?腸だけですが生きてます」
「死んでる死んでる!ぎゃーだから押し付けてくるなって言ってるでしょ!!」
「さあ忙しくなってきました。君は取りあえずこれで縛って転がしておくとして、まずは腸を集めてきませんとねえ」
「うわああ腸で縛るな腸で!いやー生暖かいですー!!」
「ふむ、これだけでは解けてしまいますので…ちょっと熱湯浴びせましょうか」
「待って待ってそれ腸だけじゃなく僕にもかか…ぎゃあああああああああ!!!」
「…ん、良い感じに縮み上がりましたね。これで解けないでしょう。では大人しくしていて下さいね、高屋敷君☆」


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「ただいま帰りました高屋敷君、大人しくしてました?」
「いやあああその洗濯籠にいっぱいの腸は誰から引き摺り出してきたの!?来るなー!!」
「ちょっと待って下さいね、今複合体にして触手怪物にしますから…」
「聞いてる?!僕の拒絶は耳に届いてる!?」
「どうしましょう、このパン生地捏ね機に入れたらくっ付きますかねえ」
「どんな原理で?」
「まあ何事も挑戦ですよ。スイッチオンっと」
「はあ…ま、いっか…それなら触手怪獣も実現しなそうだ…し……?」
「おや」
「ひっ…せ、センセパン捏ね機がなんか…」
「これはこれは…やってみるものですねえ。ほら色々はみ出てきましたよ高屋敷君」
「うわーうわー絡み付いてきた付いてきた!!助けてー!!」
「嫌ですね。さあ四肢を拘束し宙高く吊り上げて色々しなさい触手君!私はここで紅茶を飲みながら見物していますから」
「ハイソな趣味ですことー!!…え?なに?え?わ…わぎゃむごっ!…!?……!!………!」
「…あれ?触手君?何故そんなに太く…何故高屋敷君を飲み込んで…?」



僕を飲み込んだその触手は

元小腸部分だったらしく

僕は養分として摂取されてしま…

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