授業のガイダンスを受けました

単位の取り方がよく分かんないです

安西センセに聞いてみよう


あれーそういえばどこにいるのかな?

もう進路指導室じゃないんだもんね


「こんにちは高屋敷君、授業のガイダンスはもう終わったのですね」
「あ、安西センセーちょうどよかった!あのね、授業選択意味分からないー、教えて?」
「ああ…まあ、なかなか混乱しますものねえ。良いですよ、ではいらっしゃい」
「どこ行くの?」
「就職指導室にレベルアップですよ」
「そうなのー?」
「兼、私の教授室ですがねえ。ここですよ」

ガララ


「あー、高校の進路指導室と同じ間取りだあー」
「そう…そしてこの中で行われる行為は高校と同じ不道徳…」
「あ…あ、あ、僕やっぱりおイトマさせて…(ドガッ!あげへっ!?!
「さあ入りなさい高屋敷君、そうして私と一緒に遊びましょう。可愛い可愛い高屋敷君、君は私の玩具です」
「可愛いならせめて蹴り込むなー!!いたた…もー、顔面床ダイブしちゃったじゃん…」
「こうして私が所有する室内で君と遊ぶのは久しぶりですねえ〜。暇に飽かせてこんな拷問道具とか、あんな責め具とか、色々作りましたがどれにします?」
「どれもイヤだよ!つーか僕は授業履修どうすればいいのか聞きに来たんだもん!」
「あー、そうでしたね…でもまあ、さっき私が登録してきちゃいましたし。これ、時間割りです」
「なんで勝手に決めるの!?自由意志で授業を受けられる大学の意義が無くなっちゃった!」
「どの先生も、良い授業をして下さいますよ」
「…んぅ〜……あれ?…安西センセの講義、一個も入れなかったの?」
「ええ」
「そういや高校でもセンセの授業受けたことなかったなー…」
「まあ担当講師ではない方がレポート代筆出来ますしねえ」
「ええー!?いいよ僕自分で頑張れるよー!」
「甘やかすのは好きなのです。それはもう、重荷になる程に」
「やめてってば!重いよ!」
「大学進学おめでとう御座います高屋敷君。お祝いに高級万年筆と電子辞書に鞄、スーツに革靴、ついでに新居も用意してあげましたよさあ受け取りなさいさあさあさあ!」
「いやああ土地とマンションの権利書押し付けないでいらないいらないあああ金額見るの怖いぃー!!
「あと手編みのセーターとか…」
「ああ金銭じゃなく気持ちが重くなった!」
「三十七枚…」
「かさばるよ」
「今日は寒いから着ていきなさい」
「母の愛だ!」
「大学に入って一人暮らしでしょう?母の愛も今迄のように教授出来なくなりますよ」
「だからってバカ高い土地もマンションも要らないよ。それにもう住むトコ決めたもん」
「なっ…!馬鹿な、この私としたことが、君の後ろ手に回ってしまったというのですか…」
「だって絶対ルームシェアという名の同棲しようとか言い出すに決まってるもん。そうはいかないですー」
「残念です。で、住所は?」
「言うもんかぁー」
「素直に教えなければ家までつけることになりますが、その方が良かったですか?」
「ハイこれ住所!電話はケータイだから家電無いよ!」
「そうそう、素直が一番です。…ではあのマンションには私が住みましょうか…おや?君のアパートが近所にありますねえ」
「やめろ住むな引っ越すな!大学遠くても今のところに住んでろー!!」
「月末お金が無い時はタカリに来て良いですよ」
「やっぱ引越しなよ。通勤時間は短い方がいいよね」
「やれやれ、現金なものです…」
「だってー一人暮らしの月末厳しいってよく聞くじゃん!自炊の食費なんて分かんないしさ」
「バイトを始めた方が良いかもしれませんねえ」
「そうそう!バイトしたこと無いから困ってるのー、いきなし接客業は不安だし」
「…あー、良いバイトがありますよ。紹介しましょうか?」
「え、ホント?!なになにー?」
「私の引越し先で、女装メイドを☆」
やるか変態教師がー!!!

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