「あけましておめでとうございますよぅー!!」
「明けましておめでとう御座います」
「あと、【安西先生と僕】三百話もなんとか達成出来ました!」
「応援ありがとう御座いました」
「安西先生、今年は機嫌いいね」
「初夢がとても良かったのですよ」
「え、そうなの?いちふじにたかさんなすび?」
「いえ、高屋敷君を甚振り倒す…」
「ロクな初夢じゃないな!!」
「高屋敷君たら必死で命乞いをするのですもの…」
「うわああ正夢になる確実に!!」
「それと、正月絵が大変楽しかったので」
「…あれが?」





「似合ってますよ高屋敷君」
「もう、新年早々なんでこんなカッコ…!」
「正月といえば姫始めでしょう」
「正月早々下ネタやめてください!」
「ああ、着物は汚すと面倒ですからね。着替えてコタツで乳繰り合いましょうか」
「黙れー!!もう三年間も聞かされ続けてだんだんどうでもよくなってきたけど黙れー!!」
「高屋敷君は今年も騒がしいですねえ、去年の目標は落ち着きを持つことだったのに、まるで達成出来ませんでしたね」
「アンタがいなけりゃもっと大人しいけどね!このド変態教(ドベチッ!!あぶふぅ!?!
「ああ、その口の悪さも何とかしなくてはいけませんよ高屋敷君。今こうして餅で口を塞いであげなかったら何を言っていたことか…」
「窒息死するわアホー!!まだ年若いのに餅で死ぬなんて恥だよ!」
「全国の餅を詰まらせて死ぬご老人に失礼ですよ高屋敷君、皆さんまだまだ若いつもりなんですから」
「どっちにしてもオモチ投げちゃダメ!食べ物大事にして!」
「はいはい」
「もう真面目に聞いてよ安西先生!あとそろそろ真面目に僕の進路考えてよ!もう推薦入学とかムリになっちゃったし!!」
「まあまあ、お正月にお勉強の話は良いじゃありませんか。ほら、お年玉ですよー」
「やったー!!ありがとう御座います安西先生!!……なにこれ?」
「餅ですよ」
「去年もイヤだって言ったでしょ!?」
「もち米が嫌だと言うからわざわざ搗いてあげたのではないですか、まだ何か文句が?」
「どうしてそこを不満だと思っちゃったのさ…ねえ僕、現物支給がイヤだって言ったじゃん!」
「全然聞いてませんでした」
「また一年こんな人と付き合うのか…ってそういやもう一年無いんだっけ」
「そうですよ高屋敷君、あと四ヶ月あるかないかといったところです」
「そうだったー…んぅー…それはそれで寂しいなー…」
「私も寂しいですよ、高屋敷君…この三年間というもの、ずっと君と一緒にいた訳ですから」
「うん…」
「けれどまあ、仕方の無いことですしねえ」
「でも、でもね安西先生!僕、卒業してもセンセと一緒に遊びたいよ!?」
「…」
「そりゃ生徒じゃなくなっちゃうけどさ…でも、別に一緒に遊べなくなる訳じゃないじゃん…」
「…高屋敷君」
「ん…?」
「また一年、宜しくお願い出来ますか?」
「…うん!あの、今年も宜しくお願いしますっ!!」
「ふふっ…ええ、こちらこそ宜しくお願いしますよ」
「えへへー」
「さて、雑煮も食べましたし、初詣にでも行きましょうか…ねえ高屋敷君?」
「うん♪」







「じゃあ今年も一年間、精一杯君を虐待出来るようお賽銭奮発しますね☆」
うわああやっぱりイヤだー!!

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