ガララバッシャーン!!


「このアホ教師!小動物バカ!!なに考えてんだ変態性癖!!」
「何ですか高屋敷君たら、入ってくるなり…言葉遣いの悪い子は先生、大嫌いですよ?」
「嫌いで結構ですー!!僕だって意味不明にネコ耳尻尾生やされたら口も悪くなるよ!これで何度目だと思ってんのさ!?」
「可愛いですね高屋敷君、こっちいらっしゃいな」
「聞け!!」
「ああ毛並みもツヤツヤでフカフカです…撫でているだけで夢のようですね」
「やぁー耳いやー!触るなぁ!」
「あ…そんなに怒らないで下さいな…機嫌を直して、ね?高屋敷君…」
「知らない!あっち行って」
「許して下さいったら…ベッドの上に乗ったという事は、おねむですか高屋敷君?子守歌を歌ってあげますよ?」
「いらない!あっちいけって言ってるでしょ!」
「………こっちを向いて下さいな、高屋敷君…」
「いや」
「…私より、壁の方が面白いですか?」
「すっごく面白くて楽しいね!余計な事しないし言わないしー」
「………」
「…ちょっと、シッポ触んないでくんない?」
「……フワフワ…」
「やめてったら!」
「…あ、や…駄目です逃げては……ん…」
「……シッポ楽しい?」
「パタパタ……」
「………」
「捕まえましたっ…あ……どうしてですか…この……や…ん、やぁ……」
「…ネコはセンセの方じゃないですかー…」



……

やけに可愛い安西先生は

三十分くらい僕のシッポで遊んで

じゃれ疲れたのか寝ちゃいました

そういえばこの間

アビシニアンのちかるちゃんが

死期を悟ったのか帰って来ないとか

平気そうに話してたけど

やっぱショックだったのかなぁ…

まあちょっと位なら猫のフリして

慰めてあげてもいいよ

ね?安西センセ




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「だからって今度はウサ耳とか調子に乗らないでよバカー!!」
「だってドワーフホトの修司君が死んでしまったのですもの、その代わりをしてくれたって良いではありませんか高屋敷君」
「修二君は自分で食ったくせになに言ってんのさわあやめてよ変なトコ触るなー!!

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