ガララ


「こんにちわ安西センセー!…なんで鉄のぼっこ齧ってるの?」
「…最近人肉を食べていなかったので…」
「幸恵さん食べなかったの?」
「昨日のですか?間違えて入浴してしまったのです」
「人肉ビーフシチューに…?」
「高屋敷君も食べます?美味しいですよ鉄の味がして」
「そんな強靭な顎してないよ。食べかけだしさ」
「…高屋敷君、さっきから気になっていたのですが…」
「なにー?」
「今日、パンツ履いてないでしょう」
「はあ?!なに言い出すの履いてるに決まって……あれ………ちょ、ちょっとトイレ行ってくる!!」
「ええ、行ってらっしゃい」



―――――――――――――――



「……履いてなかった」
「やっぱりねぇ…いつもよりラインが出てましたもの」
「(何のラインだよ)あうー…今日寝坊して遅刻寸前だったから…」
「全く、はしたないですよ高屋敷君。まだ子供なんですから、下着はちゃんと身に付けなくてはいけません」
「大人も身に着けるよ、普通」
「え?私はいつも履いてませんよ」
「なっ!?ノーパン主義?!」
「だって男性用下着ってみっともないですからねえ」
「そんな頻繁に見せてるんだ…」
「見たいですか?」
「な訳無いでしょ!!怒るよもう!」
「高屋敷君たらものの価値の判らない子ですねぇ〜。普段なら幾ら取ると思ってるのですか?」
性産業大国日本め!!滅べばいいのに!
「パンツを履いていないような子に日本を語って欲しくありませんね」
「うっさいなー、履き忘れたもんはしょうがないでしょ」
「替えの下着なら用意してありますよ?」
「なんでそんな物が用意してあるのさ…」
「高屋敷君、レース付きが良いですか?それともシンプルなリボン付き?」
「あからさまに男物用意する気ないよね?!やめてよ変態!」
「やっぱり白に限りますよねぇ〜、透けやすい水色も良いのですが」
「ロリコン!!」
「嫌ですねえ高屋敷君、私は君が大人になってもちゃんと愛してあげますよ☆」
「死ね!僕が大人になる前に死ね!!」
「照れてるんですか?全く本当に可愛いですねえ高屋敷君☆」
「うるせー寄るなーうわああん変態ー!!だーれーかーーー!!!


ガララバシャン!!


「ん?」
「ウソ?!ダメモトで呼んだ助けが?!」
【…安西教員、今は空いているか?】
「と思ったけど全然抑止力になりそうも無い人だった!!やっぱりダメだった!!」
「すみません学校長、今は高屋敷君を虐めるのに手一杯です」
【いつだって良いだろうがそんな事は。良いから来い、聡美。いい加減焦らされるのも限界だ】
「え、あ、ま…待って下さいな氷室さん、まだ高屋敷君をいたぶっている途中で…!」




ガララピシャン!!




…ほらね安西センセ

大人になってもべたべたしてると

そういう事になるんだよ

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