やれやれです

去年までの学祭は安西先生から逃げてたけど

今年は僕がセンセを探さなくちゃなみたいです

どこを探せばいいのか解からないので

取り合えず校門の広場に来てみました

生徒の出してる出店がいっぱいあります

ホントならここでセンセに色々驕って貰うはずだったのに

もう、何でこんな事になっちゃったのかな?


…あれ?フランクフルト屋さんに安西先生が居る


「んと、安西先生?でいいのかなあ…」
「…おや、高屋敷君。本物は見付かりました?」
「ううん全然…って言うか、偽者の安西先生なんだね。自分で言っていいの?」
「別に良いのですよ。…ねえ高屋敷君、取引をしませんか?おやつをあげますから私を本物ということに…」
「僕をなんだと思ってるんですかちなみになにをくれるんですか?!」
「素直ですねえ、えー…っと、暴君ハバネロしか持ち合わせがありませんがこれでどうです?」
「ハバネロかあ…」
「気に入りませんでしたか」
「うん…ごめんね、辛党の安西先生はちょっとムリー…」
「それは残念です。けれどまあ折角ですしハバネロは全部あげますね」
「え?あ、ううん僕あんまり辛いの苦手でってなに口抉じ開けて流し込もうとしてんのあがががが!?わぎ ゃああああぁぁーーーー!!!
「へえ、意外と入るものですね。高屋敷君、辛いですか?」
「あったひまへでふよ辛いわマホー!!みじゅぅー!!」
「あっはは!高屋敷君たら舌ったらずで可愛いですねえ〜」
「愛れてくれらくていいれふからぁ!おみゆくらさいったらー!!」
「はいはい、タラコ唇になったら可愛くありませんしねえ…どうぞ」
「んむ…んく、んっくぅ…んく……」
「辛いの収まりました?」
「…っぷは!もうバカー!安西先生のバカー!!もうだいっ嫌いなのー!!もー本物探してなんかあげないのー!! 」
「おやおや、良いのですか高屋敷君?本物を見つけられなかったら、もう遊んでくれる人がいなくなっちゃいますよ ?」
「ふえ?」
「本物の安西聡美が言っていましたよ。飼い主も見分けられない犬なんて要りません、とねえ」
「え?え?そんなのヤだ!!探すー!安西センセ探すよー!!」
「んー、でも学院祭の一日目はもう終了の時間ですねぇ…さて、後二日で見付けられるでしょうか…?」
「み、見付けるもん!頑張ったら見つかるもん、見つけて遊んでもらうですー!」
「こんなに虐められてもまだ遊びたいとは、ドMも良い所ですがそこが高屋敷君の可愛い所です。ご褒美にこのハバ ネロを…」
「いらねえつってんだろこっち来んな!!もう構ってる暇なんか無いんだから、じゃーねバイバイ!!」
「あ、高屋敷君…ちょっとだけ待って下さいな」
「なあにー?急いでるんだから早くー」
「一応情報をあげようかと思いまして。聞いて行きます?」
「えホント!?なあになあに?」
「ええと…ああ、そうですねえ、本物の安西聡美は…」
「うんうん!」
「もし時間内に見付けられなかったら、ライオンと獣姦させるとも言ってましたよ☆」
う、うわあああああああああ!?!!

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