明けましておめでとうございますー♪
「…」
「ちょっと、安西センセ!なんで今年もやる気無いの?去年あんなだったから今年はちゃんとやるって約束したでしょ!」
「…ふう…。新年明けましてお目出度う御座います、昨年の皆さんから頂いた応援で、当サイトも無事年を越す事が出来ました」
「【安西先生と僕】もなんとか二百話達成できました!応援ありがとございます♪」
「今年も頑張りますので、宜しくお願いしますよ」
「んで、今年も皆さんに年賀状書きました」


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「去年と違って、今年は大分マトモですよ」
「和服ですねー」
「脱がせ易いですからね」
「…正月早々、そんなネタ?」
「去年もこうだったではありませんか」
「ちょっとは進歩してよー!」
「騒がしいですねえ高屋敷君…今年はその騒々しさをどうにかするのが目標ですね」
「センセのせいでツッコミが多いの!安西センセこそ今年は性格の悪さ治すの目標に…(ドカべチャッ!!)あいだああー!?な、なにみかん投げてんの?!食べ物は大事にしなきゃダメですようー!!」
「煩いからですよ…良い子にしないと、お年玉あげませんよ?」
「あう。…ごめんなさい」
「よしよし良い子ですねぇ…それでは…はい、良い子の高屋敷君にお年玉です」
「わーい!ありがとございます安西センセ♪……え?…なにコレ?」
「もち米です」
なんで現物支給?!お金は?!
「いやですねえ…高屋敷君の事ですから、お金では無駄遣いをしてしまうでしょう?それを考えてのお年玉じゃありませんか」
「ええー…っていうかクリスマスと一緒じゃん…」
「クリスマスは普通のお米でしたが?」
「でも米じゃん!!センセは僕の家が米に困る家だと思ってるんですか?!」
「違うのですか、この貧民野郎」
「(また一年こんな人と付き合うのか…)」
「まあまあ良いじゃないですか。そんな事より餅つきをしようではありませんか」
「え…今どこから臼と杵を……ってそのもち米いつ蒸したの?!さっきまで米俵に入ってたのに!!」
「んー…圧力鍋?」
「いや無理です、圧力鍋に全幅の信頼を置かないであげて」
「じゃあ私が突きますから、高屋敷君はこねて下さいな」
うええ!?やだやだ、安西センセに杵持たせるなんて自殺行為…」
「はいいきますよー」
わああ振り被ってる思いっきり振り被ってる!!センセ止めて死ぬから!もち米じゃなくて僕の頭が潰れるから!!
「あはは…大丈夫ですよ高屋敷君」
「ふえ…?あ、冗談?」
「ちゃんと美味しく頂きますからね☆」
全然大丈夫じゃなかった!!
「みかんの風味がついていて美味しそうですね、さっきぶつけておいて良かったです」
いやあああー!!止めてやだ止めてよこのカニバリスト!!」
「ははは、またそういう事を言うのですね。本当に口は災いの元だと学習すべきですよ?」
「うわああ違います安西先生それ餅つきの構えじゃありません!豪快なスイングしないで!!」
「カッ飛ばしてあげますからねえ…高屋敷君?」
「お願いやめて素振りやめて!?どうして新年早々死ななくちゃいけないの?!」
「では合わせて下さいね高屋敷君」
「なんで自ら頭を打ち砕かれにいかなくちゃいけないんですか!!」
「…いっせーの…で………」
「ひっ…あ…うわああああああ!!!









ドゴオォン!!!









「…」
「………あれ?」
「ふふっ…」
「へ?ふえ?…頭…割れてない?…ホントにお餅ついた…だけ?」
「冗談ですよ。…大事な相方の君を、殺す訳が無いでしょう」
「…先生…」
「……正直、君がこんなに耐えてくれるとは思っていなかったのです。毎日のように虐待をしていますし、セクハラをしていますし、精神も痛めつけていますし」
「…」
「それでも耐えて、私に着いて来てくれる君は…よく出来た相方ですよ、生徒としてもね」
「ん…」
「君さえ良ければ…また一年、宜しくお願い出来ますか?」
「…安西先生」
「ん?」
「あの…今年もよろしくお願いします」
「ふふっ…ええ、こちらこそよろしくお願いしますよ」
「うん…」
「さて、折角お餅をついたのですし、一緒に鏡餅でも作りましょうか…ねえ高屋敷君?」
「あ…うんっ♪」













「…まあ、この鏡餅がカチカチになったら鈍器にして撲殺しようと思ってるのですけどね」
お願いだから今年は殺さないでくださいよー!!

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