「いやあ可愛いですよ、高屋敷君☆」
「ふ……う…うう…もーヤダもーヤダ…来るんじゃなかった…何で僕が女装なんか…うえええ…」
「泣かないで下さい高屋敷君。泣くなら私の胸の中で」
「さっきからもう止めてくださいって言ってるじゃないですか!!」
「ははは。まあ本気で泣き出されたら面倒ですし、謝りますよ高屋敷君、ごめんなさい」
「う…逆に怖いですけど、もう良いですよ…」
「じゃあ早速温泉行きましょうか。あ、高屋敷君、脱いじゃ駄目ですよ
反省してねーーーー!!

「さぁこっちですよ。高屋敷君★…(ズルズル)
「先生!!離してください!!はだけますっ。こんな人通りの多い廊下で恥ずかしい!!(ズルズル)
「だったら素直に大人しくついて来て下さいよ(ズリズリ)
「い、嫌ですってば…!!」
「ん?なんですかその口のきき方は?許しませんよ?」
「げ!?せ、先生、このチョコでなんとか!」
「ふふっ…君も解ってきたみたいですねえ〜…さぁ、行きましょうか−☆」
「うう…先生…僕…本当にこのまま脱衣所へ行くんですか!?」
「はい。なに寝ぼけた事言ってるんですか。当たり前です」
…う…うっ…先生なんて…先生なんてー…!!

ガララー
ざわざわ…「…?」「え?」「女入ってきたぞ!」「あの、女湯隣ですよ?」…ざわざわ
「いえ…あの…僕男なんです…色々事情が…」
「そんなに周りが気になるだったら、背中にこの油性マジックで『僕は外も中身も男です』って書いてあげましょうか?」
「もういっそ殺してくれ!!」

「先生、随分お風呂の中に持っていくものあるんですねー」
「えぇ。ふっ…後からのお楽しみですよ☆」
「はあ…何されるんだか…」



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