「ね…ねえ安西先生?校長先生?」
「はい?」
【なんだ?】
「外から聞こえる叫び声と爆発音と銃声はやっぱり…」
「ああ…皆さん良い勉強になりますねえ〜、実践が一番ですから」
【どちらかと言うと実戦だがな】
「あーもーなににツッコめばいいのか解からない…取りあえずウチの学校が異常なのはツッコむべきなんだろうけど…」
「んー…まあ、いつもの事ですけれどねえ?」
「はあ…帰りたいけど、外出れないしなあ…」


ガチャ


『失礼致します!!申し訳ありません校長先生、こちらの不手際で少々面倒な事が…!』
【…?】
『実際に来て頂ければ幸いなのですが…』
「学校長、ここは私が行きましょう…構いませんか?」
『いいえ、御足労有難う御座います。光栄です』
【安西教員、面倒だ…全権を任せる、好きにしていいぞ】
「了解です…さ、高屋敷君?行きましょうか☆」
うわあああ?!目立たないようにしてたのにー!!」


「へっ!ガキ共が…ようやくこっちの力が解かったか?足が止まってんぞええコラ?!」「機関銃やらレンコンやら…どんな教育受けてやがる…」「大人しく娑婆代払ってりゃあ学校も潰れずにすんだのになあ、お坊ちゃん譲ちゃんがたよお〜」


「…あ〜…成る程、これなら手が出せないわけですねえ〜」
「え?え?何で?数的にも学校の方が有利じゃないですかって言うか離してください!僕校舎入りたい!!」
『申し訳ありません、少々陣形を崩されてしまいまして』


(『…!?安西先生に生徒会長!!どうしましょう?』『このままだと被害が広がります!』『だけどオレ等が行くわけにいかないだろ!?』)


「??どういう事ですか安西センセー??」
『安西先生、この生徒の方は…?』
「ん?ああ、一年生なんですよねえ」
『成る程、だからでしたか』
「もー!二人とも僕に解かるように話してくださいよう!!てか帰っていいですか?」
「はいはい…つまりですね高屋敷君、893の足元を御覧なさい?」
「えー?学校の花壇ですけど…」
『そう、学校の花壇なんだよ』
「?」
『つまり学校の花壇というのは校則で決められている』





「立ち入り禁止区域です」

そんな事で?!!

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