【カタレヤ!】さんより
ナイフ
「銃剣ですか」『はい、安西先生。時代遅れかもしれませんが、日本男児としては外せないもので』
嘘
「消しゴムは豆腐で出来ているんですよ」『なるほど、勉強になります』
ニセモノ
「会長君は随分分裂していますが、どれが本物ということはありません」
煙草
「大学でも喫煙者狩りですか?」『はい、安西先生。学内は全域禁煙ですので』
片目
「ああ、うっかり潰してしまいました」『俺のを御使いになられますか?』
喧嘩
「火事と喧嘩は江戸の華ってやつですかね」『校舎に放火なさったのは安西先生でしたか』
日常
「今日も血塗れですねえ、会長君」
非日常
『今日は誰も殺されなかったのですか、安西先生』
月夜
「今夜は月が明るいですねぇ…血が騒ぐというものです」『俺でよければ、御供しますが』
眼光
「穏やかな様ですが、時折とても恐ろしい」『お言葉ですが、それはあなたも同じです』
マフラー
「どうしてこんな危険なものを身に付けているのかね?」『お気に召しませんでしたか』「バキネタですよ、会長君」
裏路地
「君が繁華街の路地から出て来たのを見ましたよ」『カツアゲに遭っている生徒がいましたので』「何だ、つまりません」
宵
「私はもう夜ですが、君はまだ宵の口です。今なら戻れるのですよ?」『命尽きるまで、御使え致します』
秘密
「君は秘密が沢山ありますねえ」『いいえ、安西先生。出番が少ないだけです』
誘惑
「年下は嫌いですが、君は将来見込みがありそうです」『御戯れを、安西先生』
爪
「虎爪を作りましたが、要らないので君にあげます」『頂けるのですか。ありがとうございます』
医者
「会長君、私の名で勝手に予約しました?」『学長先生に頼まれましたもので』
依存
『安西先生、先日の校内アンケートの集計が終わりました』「あー忘れてました。ありがとう御座いますね」『いいえ、安西先生。安西先生の御負担を軽減出来るならば、いくらでも』
灰
『俺が焼却炉に片付けましょうか』「ええ、お願いします」
不確かなもの
「会長君の存在は分身のせいで、だいぶ不確かですね」
軍
『自動人形軍を派遣させましょうか』「そうですねぇ、早めに潰した方が良いでしょう」
ガラクタ
「随分重火器がゴミに出ていますねえ」『先日の大戦で、随分壊してしまいまして。申し訳ありません』
銃口
「咥えて下さい、会長君☆」『はあ…御命令ならば』
火
『また放火なさったのですか』「少し寒かったのですよ」
靴底
「鉄板を仕込んでいるのですね」『銃剣やガラスを踏み抜かない予防です』
路上
『水を差すようで申し訳ありませんが、出来れば路上でそのような事をなさるのは…』「ん…まあ、君が言うなら」
蜘蛛
「日本にはあまり毒のある種類がいませんね」『はい、ゲリラ戦では不便です』
硝子
「君も繊細な美青年ですが、防弾ガラスの様に頑丈ですねえ」『褒めて下さっているのでしたら、ありがとうございます』
眠り
「会長君は居眠りをしない、良い生徒です。と言うか、いつ寝ているのでしょう?」
鴉
『使い魔にでもなさるおつもりですか』「いいえ、食べるのです」
灯り
『御寝りになられたのでしたら、明かりを落とさせて頂きます』
曖昧
「君ははっきり物事を言う方ですね」『誤解を招く言い方は好みませんので』
ヘテロクロミア
『俺の家系は近親婚が多いので、俺自身も多少虹彩異常です』「緑掛かった黒ですね…綺麗な色ですよ。一つ頂きたい位です」『御望みならば、両目共差し上げます』「おや、良いのですか?ではお言葉に甘えて」
枷
「君にはバーギャグが似合うでしょうか?それとも後ろ手の手枷が似合うでしょうか?今度試してみましょうね」『はい、安西先生。お気に召す通りに』
苛立ち
「ああもう何をやっても無表情!一体君は何をやったらイラつくのです?!」『落ち着いて下さい、安西先生』
届かない
『凡な俺では、絶対にあなたへは追い付けないでしょう』「そんなことはありません。限界を勝手に決めるのは、愚かしいですよ」
檻
『はい、高屋敷君が入るくらいの、御影石で…はい、お任せ下さい』
遊び
「君は高校生らしい交遊はあるのですか?」『人並み程度には、しているつもりです』
不信
「私を信じるなと言ったら、言うことを聞かなくなるのですか?」『その時々で判断させて頂きます』
抱き締める
「会長君は概ね血塗れですし、背も高いので、高屋敷君のように可愛がるには向いていません」
黒猫
『可愛いですね』「へえ、君にもそんな感情があったのですか?」『…』
コイン
「コイントスです。君が思った面が出たら君の勝ちですよ。裏?表?」『あなたの思う通りが出るように』「…何だ、バレていましたか」
邪念
「一度でも私を裏切ろうと考えたことは?」『いいえ、安西先生。そうする意味がありません』
企み
「ね、会長君…君も面白そうだと思いますでしょう?一枚噛んでくれますよねぇ…?」『はい、安西先生。御心のままに』
魔女
「年頃ですし、魔性の女性に憧れたりはしませんか?」『色に現つを抜かす暇はありませんので』「つまりませんねぇ」
狩る者
「高屋敷君狩りをして遊ぶのですが、猟犬役をしてくれませんか?」『仰る通りに』
挑発
「会長君、会長君」『は』「馬鹿」『…御戯れを』「怒らないのですね…つまりません」
赤い傘
『これを頂けるのですか?』「ええ、いつも血みどろですから、少しは防げるように」『御気遣いをありがとう御座います。有り難く使わせて頂きます』
叫び
「君でも足の小指をぶつけたら?」『いいえ、痛みには無言で耐える質ですので』「…そうですか」『御期待に添えず、申し訳ありません』
駆け引き
「君も女装してみては?」『お気持ちはありがたいですが、似合うとは思えませんので』「そんなことありませんよ、線も細いし、似合いますよ」『ですが、その…俺が着るよりも安西先生がお召しになられた方が』「君に特注サイズですから」『…はあ…』
カラ(空)
『弾倉は常に確かめることを心掛けているよ』
接触
「スキンシップは苦手でしたか」『はあ、高屋敷君のようには…』
負けた
「いつか君と殺し合ってみたいものです」『勝つ見込みがついたら、お相手させて頂きます』
ゴミ
『本来なら、焼却炉は使用禁止の筈ですが』「ま、主に火葬場として使ってますし」
扉
『ここには、何が封じてあるのでしょうか』「さあ、学長も知らないそうですし」
返り血
「会長君はいつも血塗れです」
不意
『安西先生は不意打ちが御得意でしたね』「いつ気が弛むか…それが重要なのですよ」
蜃気楼
「分身してからは、全く見難くなってしまいました」『申し訳ありません。しかし、消えることはありませんので』
烙印
「地獄落ちの烙印なら、胎児の頃から押されてますがねえ」
欠片
「君ももう少し、人間らしい表情の片鱗を持った方が良いですよ」『そんなに表情が無いでしょうか』「優しい顔立ちではありますけれどね」
青年
『まだ青いままなのかと思うと』「その時を経て、一人前になるのですよ」
やすらぎ
『安西先生の御機嫌が宜しいと、俺もほっとします』「む…何だか赤ん坊にでも思われたような気がしますね」
コーヒー
『…なにか?』「いえ、君がブラックで飲むのが何だか可笑しくて」『…大人ぶっている気は…』
失う
「君がグレた夢を見てしまいました」『そのご心配なら無用です』「そうですか?君のような便利な腕を失うのは嫌ですよ」
遠雷
「ああ、きっと高屋敷君が怖がっているでしょう。可哀相に…」『では、散らしてきます』
死に損ない
「会長君、高屋敷君を見ませんでしたか?いたぶり中目を離したら、逃げてしまったのです」『そこを曲がって行きました』
フラッシュ
『安西先生の盗撮をしていましたので、人もフィルムも始末しておきました』「ああ、気が利きますね」
キセキ(軌跡)
「君の幼児時代が想像出来ません」『今と変わらないと、母には言われますが』
影
『影となって付き従います』
ジョーカー
『俺は手札で、あなたは切り札です』「切り札だけでは、戦えませんよ」
刺青
「君は肌が綺麗ですから、似合いそうですね」『安西先生は肌が雪の様ですから、鮮やかな柄が御似合いかと』
腕
『腕をどうされたのですか?』「ん?あー、落としてきました」『探してきます』
裏表
「君は友人の家に泊りに行って、下着の替えがない時に裏返して履かないタイプですね」『…申し訳ありません、例えが理解出来ませんでした』
真実
「真実はあると思いますか?」『俺にとっての、あなたの言葉です』
泪
「ちょっとした好奇心なのですが、何をしたら泣いてくれますか?」『申し訳ありませんが、俺にも分かりかねます』
逃
『(安西先生はどこに行かれたんだろうか。職員会議の時間なのに…)』
ボロ
「会長君、随分服が…」『多少弾が当たりまして』
泥酔
「歩けません。会長君、家まで送りなさい」『ザルのあなたが酔われるとは、一体どれ程御飲みになられたのですか?』
狂気
『俺には狂う才覚すらありませんので』「君はとても実用的な力がありますよ」
罪と罰
『美しいのは罪と言いますが、それならば、安西先生は罪深い方ですね』「さあ、私には罰な気さえしますが」
怠惰
「仕事をする気が起きません」『宜しければ、俺が代わりに』
焦燥
「無理難題を押し付けてきましたが、君が焦ったところを見たことがありません」『申し訳ありません、表情が乏しいもので』
犠牲
「無駄な犠牲は大好きです」『喜んで犬死にさせて頂きます』
悪魔祓い
「間違えて洗濯機に悪魔を取り付かせてしまいました」『俺が片付けておきます』
いのち
「君はゲームなどやるのですか?」『ドラゴンクエストを、何本か』
薬
「適当に作った薬があるのですが、会長君飲んでみてくれます?」『御命令通りに』
乱れ
「君は乱れたことがあるのですか?」『何度かあります』「へえ、興味深いですねぇ。いつです?」『出来れば、それは御勘弁頂けたらと』
愛なき
「愛が無い情事をどう思います?」『子を為す為なら問題が無いと思いますが』
消せない
「(ああ、珍しくうたた寝をしている会長君の額に肉と書いたらこれ、油性ペンでした。ああ、どうしましょう、全然似合わない)」
生きろ
「会長君の生きる意味は何ですか?」『あなたに御仕えすることです』
侵食
「食い潰すのは嫌いじゃありません」『安西先生らしい』
アルビノ
『俺の家系は近親婚が多いので、白子も少なからず親類におります』「そういえば、君は変わった目の色ですものねえ」
病
『そろそろ病院に行かれてはどうでしょうか?』「いくら君の意見でも、嫌なものは嫌なのです」
怖い
『非礼を承知で言わせて頂くなら、俺はあなたが恐ろしい』「いやですねぇ、私は生徒思いの教師ですよ?」
犬
「会長君、犬がいたのですよ?可愛い犬が…」『申し訳ありませんが、職員会議に連れて来いとの学長からの命令です』
冷淡
「君は少し、情に過ぎますよ」『そうでしょうか』
GREED
「君はもっと実権を握っても良いのですよ?」『いいえ、有り難いお言葉ですが、俺は教師方々を補佐するのが使命です』
触れるもの
「透けていますが、触ることは出来るのですね」『色彩よりも実体に重きを置きましたので』
予兆
『(安西先生がイライラしてらっしゃる。御暴れになられる前に、高屋敷君を探してこよう)』
終幕
「幕を下ろすのは、誰なのでしょうね?」『あなたが相応しいかと』