「高屋敷君知っていますか?瑪瑙とは馬の脳味噌に似た色と模様をしているそうですよ」 「…ふーん…」 「じゃあもう馬の脳味噌で良いんじゃないですか?」 「なにがいいのさ」 「だから、装身具の代わりに馬の脳味噌を身体に塗り付ければ良いじゃないですか」 「どうして安西先生と話してるとなんでもかんでもグロくなるんだろ!?もう嫌だこんな教師!」 「だって歴史的に事実なんですもの」 「馬の脳味噌を身体に塗りたくるのは事実じゃないでしょ!?」 「いいえ、これから事実になります。してみせます」 「みせる?」 「御覧なさい高屋敷君、このバケツ一杯の馬の脳味噌を。今からこれを君にぶっかけます」 「なにを淡々と語ってるんだよってぎゃーーーー!!」 「…」 「バカー!安西センセのバカー!臭いよ汚いよなんかギトギト脂っこいよー!!」 「…高屋敷君、汚らしいです」 「アンタがやったんだろ!!」 「この試みは失敗でしたねえ。もう良いですよ高屋敷君、帰って下さい」 「僕この為だけに呼ばれてたんだ!?」 |