ガララ


「あ、安西先生。大丈夫ですか?二週間近くお休みしてたみたいですけど」
「ええ、一般人には言えない方法治療して。元気一杯です」
「そ…そですか…」
「ですが、仕事が溜まってしまいましてねえ…度々で悪いのですけれど、高屋敷君、私の仕事を手伝ってくれる気はありませんか?」
「え?全然いいですよー!最近先生忙しそうだったですし」
「良いのですか?ありがとう御座います。優しいですねえ高屋敷君は…ついつい甘えてしまって。すみません」
「やだなぁもー。全然気にしないですってば!」
「それじゃあ早速行きましょうか



地下の【人身御供室】に」
「…え゛」





(カツー…ン……カツー…ン………)
「やだやだやだー!地下なんてこの間の【拷問・監禁室】で酷い目にあったばっかりなのにー!!」
「♪あの地ー平ーせーんー…かーがーやくーのーはー……」
「なんで?!なんで【君を乗せて】!?!」
「…♪切って殴って嬲ってー…刺して晒して殺しーてー…」
「【撲殺天使ドクロちゃん】はもっといやあ!!」
「……♪掟に背いた愚か者ー…くーびーをー刈れ…首を刈れー………」
「【犬上サーカス団】はさらにいや!!ていうかおーろーしーてーーーー!!!
(カツー…ン……カツー…ン………)



―地下七階【人身御供室】―



(ガチャ、ガチャン!バチン!!)
「なに?なんで変な祭壇に拘束するんですか!?外してください安西先生!!」
「♪コンピューターおばあちゃーん…コンピューターおばあちゃーん…」
聞いてよ!!
「フィメール・キャンドルにハンギング・インセンス・ホルダーに入れたAbra Melin…さて、」
「わー!!なんですかその人生始めて見るような刃物は!?」
「高屋敷君、学校の為尊い犠牲ありがとう御座います。地獄の大公Allocenさんがお迎えに来て頂けるので、向こうでも頑張って下さいな。では、さようなら☆(ドガグシュアアアア!!)」
いぎゃああああぁぁぁーー!!














「…って言う夢を昨日見ましたよー」
「仕事が溜まっていると言っているのに…散々語って夢オチですか?そんな暇があったら手伝って下さいな」
「別にいいですけどー…」
「それでは行きましょうか…



地下七階に
正夢?!

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