すっかり寒くなりました


北海道の冬はやっぱり厳しいわけで…


今日は朝から安西先生に『昼休みに進路指導室に来て下さい。お弁当食べる前に、ですからね☆』とか言われたわけで…


もー!お昼食べずに来いだなんて僕を餓死させる気なのかな?!



(ガララ)

「しかもなんかいい匂いしてるし…ってうおお!!鍋やってる!?」
「ああ高屋敷君、遅かったじゃないですか。君に準備を押し付けようと思っていたのに…ねえ」
「ねえじゃないよ!!なにやってんの?!」
「?自分で言ったじゃないですか、鍋ですよ」
「…もういいや…で?僕はこれを食べてもいいんですか?ねえいいんですか?!ねえってば!!」
「駄目って言おうと思っていたのですが……泣かれたら面倒ですし、良いですよ。はいどうぞ」
「わーい!」



「先生、これ何て魚ですか?」
「黙って食べなさい、高屋敷君?」
「…はーい」



「先生、これ何の目玉ですか?」
「ん?ああそれはガーゴイ…ゴホ、マグロの目玉です。頭に良いそうですから食べてごらんなさい?」
「い、いらないです…」
「良いからホラ、口を開けて下さい」
いやああ!!






「…先生、なんか全身が痒いんですけど…」
「ん?ああ、血行が良くなったんじゃないですか?」
「いや、なんか全身が紫色に変色してきた」
「そうですか?私には見えませんけど」
「うそつけ!…ってうあああああ?!変形してきたメリノー種な角が爪が伸びた珍妙な羽が生えたあ!?!」
「おかしいですねえ〜、何も変な物は入れていない筈なのですが」
「十分入ってたよ!!」
「あ、一つだけ入ってましたね。味○素」
「味の○に失礼だよ!!アンタの変な物の尺度はどうなってんだ?!」
「今の君はひどく変な物に見えますよ☆」
誰のせいだと思ってんのさ!!ねえこれ戻るんですよね?元に戻りますよねえ?!」
「あ〜… モドリ マス ヨ」
「カタコトにならないでくださいよ!何で目を見て話してくれないの?!
「さーてと、明日の鍋はどんな鍋にしましょうか!」
「いや鍋の心配してないで僕の心配してくれませんか!?」
「いやですね〜心配してもどうにもなりませんよ。【(元)高屋敷君】?」
うわーん!!




明日には【(元)生物】として鍋の具材かもしれないです。

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