「わーい!海久しぶりー!!安西先生早く行きましょうよー?」
「気持ちは解かりますけれど、準備体操と日焼け止めをしっかりしてからですよ高屋敷君?思わぬ事故に繋がりますからねえ〜」
「僕息継ぎできないですしー…いいじゃないですか準備運動くらい」
「…私に人工呼吸されても良いと?」
「ストレッチってダイエットに効くんですって安西センセ♪がんばろーっと!!」



「高屋敷君、背中出して下さいな」
「え?あ、日焼け止め…でも先生出し過ぎですよ?」
「ああ…ちょっとヌルヌルオイルプレイを…」
何する気なんだ公衆の面前で?!
「公衆の面前で無ければ良いのですか?」
「そうじゃないよ!!空気読めよ!!」
「日焼け止めはクリームタイプに限りますよねえ〜高屋敷君?ちょっとあそこの岩陰に…」
あ〜僕今日は焼っこかなあ?!!






「あー♪結構水あったかいですねセンセー!」
「…高屋敷君、向こうに比較的平らな岩が…」
「……あの、安西先生?どうも今回は微妙なネタが多いように思えるんですけど僕は?!!」
「仕方が無いじゃありませんか、海はそんなネタに溢れてるんです。君が浸かっているその海水も言うなれば微妙なネタそのものですよ」
「イヤな例えだなあ…」
「ところで、海と言うと昔聞かされた恐ろしい話があるのですが…」
「ええ?!ちょ!止めてください聞きませんよ僕!!」
「個人的にも結構クる話なんですけれど…」
「わー!わー!!」
この海水が全部人の汗だったらどうしましょう?!
「は」
「汗」
「うわっ…こわあ…」
「でしょう?」
「でもまあ…怖いっていうかキモい話…」
「じゃあもっとファンタジーな話にしましょうか。そうですねえ…もしこの海が絞りたてのフレッシュブラッドオレンジジュースだったら、それはそれは飲み概があって美味でしょうねえ〜…」
「汗とかいった後に聞いてもなあ…」
「…ちっ…どこの我侭ボーイですか君は?一体どんな話なら気に入るんです」
「我がままボーイって…僕は別にわがまま言ってるつもりはないんですけ、ど…」
「まったく、海で面白い話ですか?………高屋敷君、水中プr
わー!わー!!ああああ安西先生上がってご飯食べましょ!?ね?ね?!」

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