「はあ…あ、あんっ!安西センセ……僕もう…ダメです……っ…」
「高屋敷君…

前回の流れからして、そんな事言ってたら読み手に誤解を受けますよ?」
「え?富士山へ登っている最中に空気が薄くなってきて息切れをしてそれを安西先生に訴えているだけですがそれが何か?」
「…まあ、頂上までもう少しですから頑張って下さいな」
「はーい」


「ほら、ゴールが見えてきましたよ」
「ホントだ、やっと帰れる…」
「まあ最後に一仕事ありますけどね」
「撲殺死体を見つけるんでしたっけ?でも先生、樹海でもないのに撲殺死体って…犯罪ごとが行われたって事じゃないですか?」
「嫌ですねえ〜行われたではなく、行うんですよ」
……え゛?


【…ん?安西教員か。遅かったな】
「すみません学校長、少々散歩してしまいまして。四日ぶりですね」
「ちょ?!まさか迷ったんじゃなくて散歩だったんですか!!」
「ははは。…さて、最後の死体。いえ、死体になる方を出して下さいな」
【やはり君が殺る事になったか…つまらんな、生徒に殺らせたかったんだが】
わああああ!!法治国家の元でなんて会話をしてるんですか二人とも?!」
「仕方が無いでしょう?裏切り者には血の裁きを…うちの学院の方針です」
「う、裏切り者?それって…」


『くそっ!!離せこの悪魔共があー!!』


【教頭だ】
この学校怖ええええ!!!

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