「…緑色ですね」
「ええ、吃驚するぐらい緑色ですねえ」
「口から出てるナニカも緑色ですね」
「内臓でしょうか吐寫物でしょうか」
「…おえ」
「おや、大丈夫ですか高屋敷君」
「全然」
「そうですか…じゃあ早いとこデジカメで写真撮っちゃいましょうね」
「?なんでこんなもん撮るんですか」
「チェックポイントですからね」 「ああ、だからデジカメ渡されたのかあ…うえっぷ」
「もうちょっと我慢してて下さいね…はいどうぞ、高屋敷君の分も取りましたから」
「あ、ありがとうございます」
「…次はどんなチェックポイントでしたっけ?」
「えと…手を繋いだ心中死体」
「それならさっき見ましたね」
「そうでしたっけ?」
「もう骨になってた奴です」
「ああ…あれなら臭いしないからいいや」
「じゃ、行きましょうか」
「はーい…」
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