そうして、僕らはバスに乗せられて

どういう訳か飛行機にも乗せられて

着いた所は

富士の裾野の


樹海でした





「ありえない…ありえないよ…方位磁石もグルグル回って方位示さないよ……ん?」

(『ど、どういうことですか先生!!私帰らせてもらい(パアアァン!!)あぐァ?!』『ッヒイ?!ち、違います!!逃げようなんて思ってませうごアアァあ!!(ドヅシュ!ドガッ!!)『うわああ!!何ですかその機関銃(ドガラタタタタダダダダダダダダダダダダダダダダ…!!!)……』)


えっと、大人しくしてようと思います






…はあ、何でこうも命の危機ばかりが起こるんだろう…
あ、安西先生だ、始まるのかな?


「皆さんお早うございます、待ちに待ったマラソン大会です

「(いや全然待ってないよ、むしろ遠慮したいよ)」

マラソン大会と言うわけですが、ウォークラリー要素も追加します
最後のポイントはゴールと兼用されています
場所も言っておきましょうね、ゴールの場所は富士の山頂です

「(マラソンじゃないじゃん!!登山じゃん!!)」


まあ説明はこんなところで良いですね
じゃ、皆さん思う存分遭難して下さいね☆」






「安西せんせえ〜…」
「高屋敷君、何ですか?ブルマなら用意してますが?」
それはもういいです!!そんな事より何なんですかこのマラソン大会〜樹海なんて自殺者一杯じゃないですか〜死体の一員になるのイヤですよぅ〜…」
「大丈夫ですよ、私が先頭を走って引率しますのでね」
「え?!そうなんですか?なんださっきそんな事言わなかったから!!」
「ふふっ、ちょっとうっかりしちゃいました。そんな無謀な事可愛い生徒にさせる訳無いでしょう?」
「は、はあ…あんまり真実味ないですけど…でもよかったー着いていったら死ぬ事は無いんですねー」
「ええ…
 

ただし着いてこれるなら…ねぇ?」
…え?
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