「……あれ、おかしいな…僕誰も殺してないのに血の池地獄に…」 「何を寝ぼけているんです、もうグラウンドの清掃始めるんですから起きなさい。一緒に埋められちゃいますよ?」 「え?清掃?じゃあ障害物競走は…」 「終わりましたよ、もちろん私の一位でね」 「ええ?!!マジですか!!じゃあ僕生き残れたんですか!!?」 「血まみれで良かったですねえ〜皆さん死んだと思ってましたよ」 「あああ助かったあああ…今度こそ本気で駄目かと……なんだかんだで助けてくれてありがとうございました安西先生〜」 「ふふっ、一生感謝し続けなさい。…まあ兎に角立って下さいよ」 「あ、はい、ってあれ?体が痺れて言うこと聞かないんですが?」 「…あー…パン食い競争の時の…」 「遅効性?!?」 「…残念ですね、折角九死に一生を得たというのに…ねえ…」 「助ける気ゼロかよ!?助けろよ!!」 「…ん?何か言いましたか死にたがり屋さん?」 「(はっ!!)あーっとすいませんでしたちょっと言葉遣いが!助けてくださいお願いします助けてくれた暁にはチョコとか献上致しますから!!ね?ね?」 「へえ?解かってきたじゃないですか…まあ一度拾った命ですし、助けてあげない事も無いですが…もしさっき言った事を破ったら……ねえ?」 「ヒイッ!!破りません破りません絶対に!!」 「ふふふ、それで良いんですよ…よいしょっと。さ、解毒剤打ってあげましょうね」 |