「あ、安西先生…」 「おや、血まみれですねえ高屋敷君、悪運尽きてハズレを引きましたか?」 「いや、これはその、隣の…」 「ああ、三年の相河さんの。たしかB型でしたねえ」 「うええ…もうやだ……早くうち帰ってお風呂入って寝たい…」 「高屋敷君、肩に視神経の一部が」 「ぎゃあああ!!とってくださいいいー!!!」 「はいはい。…まあそんなことよりそろそろ選んだほうが良いんじゃないですか?」 「え?何を?」 「武器を」 「…」 「この競技でゴール出来るのは一人だけです。いいですか、何につけてもTOPになる為に邪魔になるのは他人なんですよ。さあ殺りましょう高屋敷君!最後の障害は競争者です!!」 「急にイキイキしないでくださいよ!!出来ませんってば!!」 「…(グッ!)」 「いや親指立てられても!?ホントハイテンションだなあんた!!」 「ふふっ、そんな甘い事言ってるとホラ、後ろから」 「え」 (ドス) |