グラウンドは地獄絵図でした。一秒でも早く忘れたい光景です

因みに二年生が勝ったみたいです

賭けに勝ててよかったですね安西先生。何かおごってくださいね

…次の競技大玉転がしは僕も参加します


いやだ


「…さて、そろそろ行きましょうか…」
「え?!行くって…まさか先生も出るんですか?!」
「?いけませんか」
「そういう訳じゃないですけど、僕が死ぬ確立急上昇するし…」
「…え…?生き残るつもりだったんですか?」
「いやそんな意外って顔されても!!僕だって生きたいですよ!?」
「まあ、生きてる価値は無いですよねぇ〜?」
ひどー!!!



「あー…なんか僕の人生も残り五分切っちゃったなあ〜……?何コレ、サッカーボールじゃん
安西センセ、コレのどこが大玉なんですか?(……ク〜…ン…)?!!鳴いた!!ボールが鳴いた!!!
「ん?ああ、生徒には知らされて無かったんでしたっけねえ…
ウチの学校の大玉転がしは、中にチワワが詰まっているボールを渾身の限り蹴り飛ばしながらゴールしなくてはならない、精神ダメージ系の競技になってます。勿論ボールを持って走るような輩にはそれなりの制裁が用意されてますよ」
うわー!!この学校には動物愛護精神は無いんですかぁ?!!」
〖第一走者、位置に着いて…よーい…(パーン!!)〗
「まあ肉食う人間に言われたくは無いですよねえ…よっと!」
「わあー二百メートルを一蹴りで一発ゴール♪色んな意味で人じゃないね
「ふふっ、実際問題、動物より人の命の方が大事ですからね。奪うとき楽しいですから
< size="2">…それより良いんですか?早くしないとコースが爆破されますよ」
「また?!ムリムリ絶対ムリですー!!人道的にもキャラ的にも絶対ムリー!!」
< size="2">「やれやれ…本当に手の掛かる子ですねぇ…仕方ない、ちゃんとボール持っていて下さいね」
「え?だってそれ反則じゃ?…なんで僕の後ろに…そしてなぜ助走を……?!!まさか蹴り飛ばぐぎゃああああああぁぁぁぁアアアァァ………!!!
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