ガララ
「安西センセ♪こんにちは♪」
「こんにちは…どうしたんですか。随分とまたご機嫌ですね」
「ぼっくらはみんなー生ーきてっいる〜生きーているからー♪♪」
「何をいきなり歌いだしてるんです?」
「てーのひらをー太陽にーすかしてみーれーば〜♪」
「シカトですか」
「まぁっかーに流れるー僕の血〜潮〜♪」
「…のんきに歌ってると、血噴き出させますよ。頚動脈あたりから」
「あ゛…。え〜っと、え〜っとぅ…あっ!あのー血潮です血潮!!血潮見たくて!!先生の!」
「何ですその言い訳。意味が解らないですよ?とっとと帰って下さいな」
「そんな事言わないでぇ〜見せてくださいよ♪」
「さっきから何なんですかそのテンションは?邪魔なのですけれどねえ…」
「いいじゃないですか♪えい(サク)」
「…っ!!何してるんですかツッコミのくせに。どこからカッターを出したんですか?」
「うわあ先生の血ってなんだか目に優しい…ってうぎゃっ??!!ち、ちちち血が緑色ーーーーー?!」
「…ちっ…いけない方向に影響与えちゃったみたいですねぇ…低血圧なんです、そんな事当たり前でしょう?」
「低血圧で緑色?!なんで!?こわいようこの人、人間じゃないよう!!」
「待ちなさい高屋敷君、人を刺しておいて何処に行くつもりなんですか?お仕置きされる事くらい解ってますよねえ〜?」
「や…せ、センセ、あれはつい魔が差したと言うか若さゆえの過ちと言うか…お、降ろしてください!!」
「降ろしません。今後の君のキャラ付けの為にもきついお灸を据えませんとね…高屋敷君、君は処女でしたっけ?」
はあ?!
「君は処女ですか?」
「そ、そりゃ男ですから…」
「血液型は?」
「Aですけど…あの、いつまでお姫様抱っこを…って言うかどうしてこの学校地下室があるんですか!!?」
「処女でA型…そうですかそうですか、それはさぞかし美味しいのでしょうねぇ〜」
「え?」
「最近のバケモノは顎が弱いんですよねえー…刃物で穴を開けないと食い破る事も出来なくて…」
「ここここここの檻なんですか?!なんかいるなんかいるなんかいる!!」
「はい、降りて良いですよ高屋敷君」
いやあああ!!降ろさなくていいですいや降ろさないでください!!!」
「ははは、降りてもらわないと首筋に穴を開けられないですよ?」
「開けなくていいです!ごめんなさいごめんなさい謝りますから助けてください!!」
「お断りです。じゃ、血垂れ流しすぎて死なないよう頑張って下さいね☆(ドグシャアアア!!)」
「(ああ…僕もう死んだな…)」
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