ガララ 「安西センセ、おはようございまーす!!」 「…休みの日に何しに来たんです?今日は子供の日で日本全国休日ですよ」 「甘党の先生の事だから柏餅でも食べてるかなあ。って」 「子供の日は男の子の日なんですから、高屋敷君には関係ないじゃないですか」 「僕は男子です!女の子じゃありません!!」 「誰も女子だとは言ってないでしょう?」 「で、でもさっき僕には関係ないって…」 「子供の日と言ったら兜とかじゃないですか。君には似合わないって意味ですよ」 「なんだそうだったんですか…そうならそうと言ってくださいよう」 「そうそう、生憎と桜餅しかないですねえ…。食べますか?」 「この際なんでもいいや、食べます。くださいセンセ」 「先生お茶どうぞー」 「おや、気の付くようになったじゃありませんか。良い御嫁さんになれますよ?」 「そりゃ先生に躾けられましたからねって言うか嫁には行きません」 「苦労はさせませんよ?」 「しかもアンタのところかよ!!」 「まあなんだかんだ言って、君ももう高校生なんです。いつまでも子供でいられると思ったら大間違いですよ?私くらいの年になると日々がもう坂道を転がり落ちて血まみれの肉塊になる位のスピードで過ぎていきますからねえ…」 「たとえがキモいんですけど…」 「どうせまだお年玉貰ったり誕生日にケーキ食べたりしているんでしょう?まったくクチバシが黄色いと言うかケツが青いと言うか女顔と言うか…将来を見据えた行動の一つ位してみたらどうです」 「してるのに!!将来を見据えて推薦入学を希望してるのに!!安西先生が真面目にやってくれないんじゃないですか!!!」 「いやですねえ…私だってもう分別のつく大人なんです、君にあった大学の資料位入手済みですよ」 「え、そうなんですか?」 「当たり前でしょう?高屋敷君、これ女子大の資料です。推薦入学できるところもあるので目通しておくと良いですよ☆」 「またこんなオチかアアア!!!」 |