カララ
「安西先生ーぎゃーーー!!カエル踏んだ!!!」
「騒ぎすぎ、うるさい、黙れ、目障り、邪魔」
「…?!」
「…なんです?」
「先生…そんなキャラでしたっけ?!え?え?僕そんな嫌われてたんだ!!」
「えーだって先生、ホワイトチョコをミルクチョコに変えられない様な生徒、人間だと思ってないですし」
「そんな!なぜ誰も出来ないような事を人間の定義に?!うわーーん!!」
「ああもう煩いですねえ〜冗談です冗談、昨日の高屋敷君の反応が面白かったからやってみただけです」
「ほ、ホントですか〜も〜びっくりさせないでくださいよ〜先生に嫌われたら僕どうやって推薦入学すれば…」
「あ、そういう事言うんですか。へー…私個人の事はどうでも良いんですか…ふーーーん…」
「(意外とナイーブ!?)いや安西先生!今のは言葉のアヤ…じゃないなあ、えっと…僕にとっての優先順位?みたいな?」
「ああ、そうですよねえ。先生なんかより推薦の方が大事ですよね〜」
「(あっはっは、泥沼化?)センセ…」
「もういいです。高屋敷君、君もカエルにしてあげます」
「ええ?!悪い魔法使い?待って下さい!なんすかその注射器?!」
「別に…何でも無いですけど…?」
「なんでも無い訳ないじゃないですか!(ガゴーン!!)ゲッハァ!!?
(僕は、先生の持っていた注射器型のドリフボタンによって上から落ちてきたタライで頭を強く打ち、そのまま闇に飲み込まれていったんだ…)
「そして気が付いてみると、何故かウサ耳としっぽが…」
「いやなに勝手に続けてんすかセンセー!!ついてないですから!!」
「あれ、もう起きちゃったんですか?…ちっ」
「そんな聞こえよがしに舌打ちを!酷い!酷いと言えばウサギの耳を切り取ろうとしてるのはもっと酷いです!!いや、非道い!!」
「移植しようかと…」
外道だー!!そのうち社気的病執者として入院することになるんですからね!」
「君が余りに可愛げの無い生徒だから、少しでも可愛らしさを+してあげようという先生心じゃないですか!」
「ものすごいいらない親切だ!!」
「もう、さっきから喧しいですよぴょん太君!!」
「僕はぴょん太君じゃねーーーー!!」
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