(ガララ)
「安西センセーあれ?いないや…机が開いて…(妙に禍々しいオーラが隙間から…一体なにが…?)……ちょっと位いいかなあ…」










「…高屋敷君?」
うわあああアアアァァァぁぁぁああ!!!アアアアンザイセンセー!!?!
「なっ…そんなに驚くこと無いでしょう?失礼な子ですねえ」
「(あれ?)す、すいません…あの、決して僕は机を漁っていた訳でなく…」
「漁ってたんですか?」
「いや漁ってないですってば!!ちょっと偶然垣間見えたと言うか…あ!いや!何も見て無いです!!」
「そんな必死に弁解しなくても良いですよ。何も見てないんでしょう?見てたら今頃三途の川でしょうからね」
「そ…そんなものが入ってるんですか…」
「息をしているという事は…本当に見てないみたいですねえ……高屋敷君」
「は、はいィ?!」
「すみませんがこのまま帰ってもらえますか?今日は色々と忙しいもので…」
「はい!喜んで!!」
「ふふっ…聞き分けの良い子で先生嬉しいです。ご褒美に飴あげますよ」
「いや、僕もう十五なんですけど…ありがとうございます」
「いえいえ、ではまた明日。高屋敷君」
「あ…はい、さようなら安西先生…」
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