「まったく学校長ときたら…質だけでなく量までとは……」 「いやーーーー!!手ごたえが凄くイヤですーーー!!」 「着きましたよ高屋敷君、ラー油汁が無いので私のキョンシーは力の半分も出せないのですが…はやいとこ作動させましょう」 「それより体についてる返り体液何とかしてください!!」 「ギャーーー!!?なんか襲ってきますよ先生ー!!」 「おや、君を攻撃対象から外すのを忘れてました」 「早くしてくださワギャーーーー!!」 「何で前線で戦うんですか安西センセーーー?!」 「何を馬鹿な、どこにいたって前線ですよ」 「刀じゃ拉致があかないですねぇ……よっと」 「FA−MAS 5.56−F1 愛称トランペット ブルパップ型アサルトライフルーーーー!!?あんた今どっから出したーーー?!!!」 「今です高屋敷君、ロケットランチャーを!!」 「バイオハザードじゃないですよまったくーーー!!」 「安西センセー!毒ガスがーーー!!」 「大丈夫です、防毒マスクがありますから」 「僕の分はーーー?!!」 「ふふっ……なかなかやりますねぇ学校長…ですが勝つのはこの私です。生き残るのは私一人で十分ですからね…」 「だから僕の分はーーー?!!」 「先生こっちのキョンシーが少なくなってきましたよぉーー!!」 「くっ……こうなった以上、学校を爆破するしかありませんね。高屋敷君、脱出しますよ!!」 「爆破ぁーーーー??!!」 「これだけ離れれば十分ですね。こんな事もあろうかと学校中に爆薬が仕掛けてあります、これでキョンシーは全滅、生き残ったのは私ですから勝負は決まりですね。ポチッとな」 「校長(の命)はーーーー?!!」 「………ものの見事に全壊しましたね先生…」 「ええ、何も残って無いですねえ…」 「校長も残って無いんでしょうねえ…」 「……………さて、帰りましょうか?送りますよ高屋敷君、もう四時です」 「あの…校長は…?」 「駐車場は爆破して無いんですけどねえー、破片が飛んで無いと良いですけれど」 「あの校長……いいやもう…」 その日の八時、普通に学校は直っていました 校長も元気に良く動いています やっぱりこの学校は色々マズイと思います。 あ、リコーダーのテストはやり直しになりました。 |