(ガララ)
「こんにちわー…っ?!(床に鞭とロウソクが!?)あの、ツッコんでいいですか安西先生?」
「ナニをですか?」
「こぉんのセクハラ教師…!!いつからこの話は女性向けになったんだ!訴えますよ!?」
「…この話?まあ先生は汚い大人なので、金の力で勝つから良いですよ」
「ホント教師失格だよ!!何でこんな人が未来ある青少年を指導してるんだろ?!」
「君の度胸は敬服に値しますよ、死にたがり屋さん?…まあ正直、子供は苦手なんですけれどね」
「いや死にたがってる訳では…うーん、ちっちゃい子は騒がしいですもんねー。何歳ぐらいが苦手なんですか?五歳?十歳?」
「生意気で人生の先輩を舐めてるくちばしの黄色い青二才な十五〜十七歳ぐらいですかね」
「モロ高校生じゃないですか!!だからどうして高校教師になったんだ!?」
「生意気なのを屈服させるのも楽しいですよ?」
「もうイヤだよこんな先生…」
「それにこの学校には学校長先生から是非にと言われてきたんです」
「ああ…あの校長ならやりかねないなあ…」
「まあ変わった方ですからねぇ〜理科教師という事だけでなく私のくr…ゴホン。…色々見込んで頂いたので、この学校に来たんです」
「先生今黒…」
高屋敷君
「…ごめんなさい…」
「…そういえば、高屋敷君は志望校に落ちたからここに来たんでしたね」
「はい、でもなきゃこんなガッコ来ませんよ」
「どうしてです?綺麗ですし設備も良いし、推薦大学も多いですし。言う事無しでしょう?私学ですけれど」
「でも設立して五十年近く経って新築も塗り換えもしてないのに妙に綺麗だし、校長はなんか変だし…なにより正式名称【私立挫賂眼学院高等学院】なんて怪しすぎますよ!大体挫賂眼ってなんて読むんですか?」
「知らないで来たんですか…【サロメ】ですよ」
「さろめ?」
「ま、意味は自分で調べて下さい。…それにしても五十年ですか…通りで私が呼ばれた訳ですねぇ…」
「?なんでですか?」
「え?あ…ちょっと喋り過ぎたみたいですねえ…気にしないで下さい高屋敷君。他言するのは君の為になりませんよ」
「は、話しません!!でもあのー…」
「やれやれ、可愛い生徒が自殺志願者とは。悲しいですねぇ〜」
「生きてるって素晴らしいなあ!!通ってる学校の秘密なんて興味も浮かばないくらいだ!!」
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