「暇ですねー安西センセー」
「…そうですねえ…高屋敷君、ちょっとそこの窓から飛び降りて下さいよ」
「いや死にますよ!!」
「死ななかったらびっくりじゃないですか」
「だから死にますってば!!なんか僕に恨みでもあるんですか?!」
「恨みは無いですけど恋愛感情なら☆」
「ホラ自分はそんなボケばっかり!僕が言うとキモいって言うくせに!!ずるい!!」
「ずるいんですか?」
「いや…解んなくなってきました」
「…暇ですねえー…晩御飯までだいぶありますし…高屋敷君、この青酸カリ呑んでみますか?」
「どうしても僕を殺したいんですね…なんで青酸カリを持ってるかはツッコみませんよ。怖いから」
「死ぬ以外に君に何が出来るって言うんですか?ま、賢明な判断ですね。」
「いや他にも色々出来ますよ?!」
「へえ…例えば?」
「何だろう…透視とか」
「本当ですか?」
「いや、すいません。ウソです」
「…君は実に馬鹿ですねえ」
「解りにくいですよそのドラえもんネタ…でも今先生が思ってる事は透視できますよ」
「何です?」
「窓から放り投げようと思ってるでしょ?僕のこと」
「大当たりです」
「やっぱり…」
「…暇ですねえ…」
「ねー安西先生?」
「はい?」
「オチは?」
「何です?」
「今回にオチは無いんですか?」
「今回?オチ?何の話ですか?」
「…いや、やっぱなんでも無いです」
「高屋敷君、何か隠してないですか?」
「何にも隠して無いですよ…」
「……暇ですねえー…」
「ホントですねー…」

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