リストラリストラ首切り地蔵〜集団自殺に無理心中ー破ー懐ー衝動のーままにー動いて私刑の槍玉ー♪
「…(高屋敷君がまた壊れてしまいましたねえ)」
んーんーんっん〜♪…安西センセ、この糸鋸借りて良いですかー?」
「構いませんが…何に使うのです?」
「あのねー、切断するの。過去の因縁」
「…はい?」
「もっと率直に言うとねー?人体っ♪
「……高屋敷君、キャラではない事をしてはいけません」
だって!だってあの人ムカつくんだもん!!夏休みに母さんの実家に行ったんだけど僕がちっちゃいころの恥ずかしい話会うたび毎回毎回するんだもん!!僕もうあの人の顎から上を貰わなきゃおちおち夜も眠れなくってうおおおおおおおあああああああぁぁぁぁぁ!!!!
「落ち着きなさい高屋敷君!キャラが立たなくなると言っているでしょう」
「わああーん!!じゃあどうすりゃいいのさー!!」
「よしよし泣いては駄目ですよ…それにしても、一体どんな事をしたのですか?」
「いいい言えないですー!!言えない様な事をあの叔母さんは言い続けるんですあのアマぶっ殺してやる!!!
「高屋敷君キャラが。…君の叔母様とは気が合いそうですねえ」
「これだから大人って嫌い!子供をいつもオモチャにするんだ。安西先生もそうなんだー!!」
「そんな大人に、君もいつかなるのですよ」
「やだよ!!」
「高屋敷君が大人になってくれないと私とアダルティックな恋愛が出来ないではありませんか☆」
ネバーランドどこー!?
「ネバーランドも二者択一ですよねえ。うっかりマイ○ルが居る方に行ったらそれはもうあんなことやそんなことが…」
「もうイヤだ!もうこんな穢れた大人の世界はイヤだー!!」
「ああ高屋敷君、本当にピーターパン症候群に罹ってしまいそうに追い詰められていますねえ、面白い」
「面白くねー!!助けろー!!」
「…そういえば高屋敷君、成長したくないという事は…」
「?」
「もう身長は伸びたくないと?」
!!はうあ!!」
「私はその方が良いですけれどねぇ…」
「やだやだやだ!やっぱヤダー!!小動物系はイヤー!!!」
「もう無駄でしょう」
「そんな事無いですよー!だってだって、こないだの身体測定でもー」
「はあ」
「えへへ、あのですねー!!背ーね?伸びてたんですよー♪」
「誰のことですか?」
僕に決まってるでしょ!!
「へえ…奇跡とはあるものですねえー…」
「なんで奇跡なんだよ!高校生はまだ伸びるよ!!」
「…高屋敷君、私が今幾つか知っていますか?」
「え?25歳」
「もういい年なのですけれど、先日」
「な、なに…?」
「身長が伸びてました」
うわー!!
「いやあびっくりしちゃいましたよ、まさかこの年でセンチ単位伸びるとは」
「なんで伸びるのさ!?僕なんかミリ単位なのに!!安西先生は背が高いから敵です敵ー!!」
「あはは、小さい体で暴れられても全然平気ですね〜、小さい体では」
「強調するなよ!!ちくしょうどうして僕ばっかり遊ばれるの?!」
「…定め。ですかねえ?」
「なんて重い足枷だ!!」
「ま、良いじゃあありませんか。所詮ショタ好き向けへの客寄せパンダなのですから」
「客…って、なに?」
「…あー…いえいえ、こっちの話ですよ」
「なんか隠してないですか先生!?」
「隠してなどいませんよ。ほら、お菓子をあげましょうね?」
「わあいチョコレートだあ!!」
「はいよしよし…ああ、本当に扱いやすい良い子ですねえ」
「おいしー!センセおいしいですよぅー♪」
「ふふふ…そうして今学期も騙し騙し虐待されるのですねぇ…」


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