はーく製ーの美ー少女ーがーたーめーらぁーいーがぁーちにー♪

ガララ


こんにちわ安西センセー!」
「おや、久しぶりですねえ高屋敷君。体育祭の傷は癒えましたか?」
「うん!精神的な部分以外は!!」
「それはそれは…何よりです」
「ね、ね、センセ?もうすぐ学院祭でしょ?いつやるんですかー?去年は富士の樹海でマラソン大会だったし、僕今年は期待してるんですよぅ!!」
「今年は旧校舎で開催の肝試し大会ですよ」
き、肝試し大会?!なんですかそれー!?今年こそ普通の学祭やれると思ってたのにー!!」
「まあまあ、一応前例が無い訳ではないのですよ?確か…十二年前にも学院祭が肝試し大会に変更されまして…死者326名に上る大惨事でしたよ☆」
「なにが起きたんだよ!?」
「我が【私立学院高等学校】の肝試しは一味違いますよ?何と言っても脅かし役が本物ですからねえ」
「それはアレですよね、お化け屋敷で働いてるだとかそれを生業にして食ってるってことですよね?!ねえ先生そうだよね?!!
「ふふ、いやですねえ高屋敷君…どっちがありえると思うんですか?」
「すごくイヤだけど本物の幽霊の方ですー!!」
「それでは、今夜の七時から開会式になりますからね」
「え?!今日!?今日やんの!?!
「逃げられたら困りますし…」
「逃げ出すようなものを開催するのが悪いのに!どうなってんのこの学校?!」
「ああ五月蝿い煩い。では七時にまた会いましょう、高屋敷君☆」
「え、ちょっと待っ…やだ僕サボりた…!!(ガララピシャン!!)



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はうう、どうしてこんな事になるんでしょう?

まだ日は暮れてないですけど、黄昏時って十分怖いです

構内の外れにあった旧校舎なんて始めて来たけど、凄いおどろおどろしいです

窓とか割れてるし、ツタが絡まってるんです

それに窓からちらちら見えてるんですけど

あれ、もしかして首吊り死体?



「ぐすん…もうおうち帰りたいよ……ん?」



(『ど、どういうことですか先生!!私帰らせてもらいます!』『いい加減にして下さい!!』『一体どうなってるんですかこの学校?!』『さっきから死臭が漂ってきてるんですよ!!』『向こうに埋まってるの人骨じゃないですか?!』)


(「…状況の解っていない生徒がいますねえ…」)
(【主に一年だな……何人か殺して、脅かし役に加えるか?】)
(「あ、そうですねぇ。そうしましょう」)
(【成るべく凄惨な方が良いだろう】)
(「んー…では……すみません沢津橋先生、保健室から溶解液を用意して頂けますか?」)
(『ええ、お安い御用よ!』)



んっと、おとなしくしてます。

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