「あー疲れた…お風呂は体力使う物なのになんで二回も…売店のお姉さんには妙に爽やかな笑顔で見られるし…牛乳のせいで肌がさらにツヤツヤだし…もー疲れた…部屋に戻りずらいなあ…(コンコン)あのー安西センセー…?」
「(ガチャ)へえ…よくもぬけぬけと帰ってきたものですねえ……見直しましたよ…ま、君の一生で最後の事でしょうけど」
「(こ…こここここ殺される?!!)」
「高屋敷君、この果物ナイフとこっちの果物ナイフどっちが切れ味いいと思いますか?さっきの売店で買ってきたんですけど…ね」
「(本気だーーー!!)え…っと…せ、先生!!殺さないでください!!何でも言うとおりにしますから!!先生の言うこと聞きますから!!」
「はっ、何をバカな。元から奴隷じゃないですか。」
「…。と、とにかく何でもしますから!!殺さないでください!!」
「じゃあ、フルーツ牛乳買ってきてください。買えるまで帰ってこないでくださいね。」
「えっ…今からですか?」
「ええ…何でも言うこと聞くって言いましたよねえ?」
「(こ…怖い)はいっ…いってきます!!」

-------------------------1時間後---------------------------

「(ガチャ)セ、センセ?買ってきましたけど…」
「あぁ、高屋敷君。随分遅かったですね。(グビグビ)」
「結構探し回って…ってええ?!!何飲んでるんですか!?」
「見ればわかるじゃないですか?フルーツ牛乳です。」
「…えーっと、僕の買ってきたフルーツ牛乳は…?」
「知りませんね。自分で買ってきたんですから自分で飲んだらどうです?」
「(ひどい!ひどすぎる!!)先生、僕生まれて初めて本気で人が憎いと思いましたよ…。女の子に間違われながら、11時に屋外をフルーツ牛乳を買うためだけにふらついた僕はいったいなんなんですか…!!」
「もちろん愛すべき生徒です。まあこの私の作ったフルーツ牛乳あげますから。機嫌直して下さいな。何も変なもの入ってないですよ☆」
「…何入ってるんですか?」
「だから何も入ってないですって。いいから飲みなさい早く。」
「何か入れないとフルーツ牛乳はできないと思いますけど…っ?!苦っ!!なんですかこれ?!」
「ははは。フルーツ牛乳ですって言ってるでしょう?」
「けどあのー…苦い時点でそれはフルーツ牛乳ではな…あれ?目の前が暗……?!(ゴトリ)」
「子供は寝たほうが育ちますからね。おやすみなさい高屋敷君☆」
「…すー…すー」
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